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SPIKE WARS -チャプター1 新たなる旅立ち-

メーカー横断履き比べ企画第2弾

Icon kaneko 金子 達仁 | 2016/07/13

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〔CHAPTER1・新たなる旅立ち〕


【登場人物】
聞き手(編集部)
マスターナガイ(永井秀樹=東京ヴェルディ1969=)

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◆永井秀樹選手の所属チーム・東京ヴェルディの協力を得て、スパイクウォーズの本編(?!)が
いよいよスタート!


──ということで、いよいよ本番がスタートでございます、マスター・ナガイ。
マスター永井「いや、俺的にはとうの昔にスタートしてたつもりだったけど、これまでやってたのは
なんだったのよ」

──あれはあくまでもベータ版と申しますか、試験的に垂れ流していただけの代物でございまして。
ぶっちゃけ、システム上の不具合が明らかになればオッケー、みたいな。
マスター永井 「あ、そう」

──ただ、そうは言ってもメーカーの中には目ざとい方もいらっしゃるようでさっそく我々にアプローチ
をしてきてくださったところもありました。マスター・ナガイの忌憚のないご意見を聞きたいので、
わが社の製品をどんどんお持ちいたしますと。マスターが試着するスパイク、前回までは我がキングギア
が自腹で購入でしたので、実にありがたいことでございます。
マスター永井 「お、すげえじゃん。どこのメーカーよ」

──はい、前回マスターが酷評なさったミズノでございます」
マスター永井 「げ、怒ってた?」

──いえいえ、まったく。ミズノさま、実に懐が広いというか堪忍袋が大きいというか。
それどころか、ぜひマスター・ナガイの生の声をお聞きしたいと、今回、わざわざ広報の方がこちらまで
出向いてくださっております。さ、さ、Aさん(仮名)、どうぞどうぞ。
(両者、表面上は満面の笑みをたたえて握手)
マスター永井 「あ、どうもどうも。ナガイです。よろしくお願いします」
ミズノ広報A氏「こちらこそお願いしたします。ぜひとも、率直なご意見をお聞かせいただければと
思っております。
今回は、マスター・ナガイさんの好みを推測させていただきまして、わが社の“
これならばお気に召していただける!”というモデルをお持ちいたしました」(と、2足のスパイクが)

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◆ミズノ不朽の名作「モレリアⅡ」

──おお、これはミズノの名機モレリアと、高校生に人気のモデル、モナルシーダですね。
ミズノ広報A氏「はい、アシックスさんのDSライトやプーマさんのパラメヒコがお好きだと伺いまし
たので、ならばこれをと。ちなみにナガイさんはわが社のスパイクをお履きになられたことは‥‥」
マスター永井「いや、それがないんですよ。前回履かせてもらった本田君モデルのスパイクが初めてで。
でも、モレリアのことはもちろん知ってますよ。熱狂的にこだわってる選手が多いモデルですよね」

──フロンターレの中村選手、サンフレッチェの青山選手などがずっと使用してますね。
そういえば、ラグビー日本代表の大野選手も、このスパイクで試合に出場しているようです。
マスター永井「ああ、なんかいいね。履いている選手の名前聞いただけで、どんなスパイクなのか
ちょっとわかる気がする」

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◆中高生に人気のモデル「モナルシーダ」

──ではいよいよ試着に入っていただきたいのですが、その前に、ベータ版の際に履いたスパイクの
採点を、ここでおさらいしておきましょう。これからマスター・ナガイが履くすべてのスパイクは、
このランキングに組み入れられていくことになります。
マスター永井「ま、これはあくまでも俺の好みというランキングだけどね。いずれは自分もこういう
ことをやりたいっていうJリーガーに出てきてもらいたいし、俺が好きなタイプのスパイクを全面的に
否定する選手だっているだろうし。とにかく、たぶん世界中のプロ選手が誰もやったことがない企画
だろうから、独断と偏見であると断った上で、どんどん言わせてもらうよ」

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1位 アシックス・DSライト X-FLY2              100点
2位 アンダー・アーマー   クラッチフィット           85点
3位 プーマ         エヴォパワーFG           80点
4位 アディダス       エックス15・1HG LE   75点
5位 ナイキ         ティエンポ レジェンド4 HG-E 60点
6位 ミズノ         ウェーブイグニタス4         55点

──ご覧いただければ一目瞭然、マスター・ナガイ、ミズノさんに対してかなりしょっぱい評価を
なさっております。
マスター永井「いや、まあ、ほら、スパイクはあくまでも個人の好みだから。別にミズノが嫌いだとか
そういうわけじゃないですからね」(と広報の方に輝くような笑顔で会釈)

──なお、今回マスター・ナガイに試着していただくスパイクは以下の7足でございます。
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マスター永井「前回も思ったんだけどさ、こうやって違うメーカーのスパイクがずらっと並ぶのって、
すごい新鮮だよね。俺もずいぶんプロ選手やってるけど、同じメーカーのスパイクが並ぶのは見たこと
があっても、こういうのはなかったからね」
ミズノ広報A氏「同感です。メーカーの人間にとっても、この光景は新鮮です!」

──ちなみに前回の試着で100点がついたアシックスのDSライトについて、マスター・ナガイは
「120点をあげてもいい」とまでに絶賛なさっておりました。今回、他社のスパイクがどこまで
その牙城に迫るのか、はたまた不名誉な最下位の位置に変動はあるのか。
いざ、試着をお願いいたします。
マスター永井 「120点‥‥。俺、あん時はどうかしてたのかなあ(笑)」

(以下次回へ/取材協力・東京ヴェルディ1969)