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野球選手の可能性を最大限に引き出すアンダーウエア!ミズノ『バイオギア』とは。

スポーツをしている時の身体への負荷やストレスを軽減して効果的に最大限のパフォーマンスを引き出すためのアンダーウエア『バイオギア』の着用を、ミズノ(ミズノ株式会社:代表取締役 水野明人)は推奨している。今回は、進化を遂げてリニューアル発売された野球用『バイオギア』の特長等ついて、企画担当の松井氏に説明をしていただいた。

Icon aff20898 d2d2 431d 8b05 0f3c5e5ae91b 佐久間秀実 | 2017/12/20
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バイオギアとは。  

スポーツ時の動き易さと快適さを追求し、身体へのストレスと負担を軽減して、パフォーマンスを向上させてスポーツをより楽しむために開発されたアンダーウエアとなる。

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ミズノ株式会社
グローバルアパレルプロダクト部
企画・デザイン部 ダイヤモンドアパレル企画課
アシスタントマネージャー
松井克徳氏

――バイオギアは、どのようにして誕生しましたか。  

松井:1990年代、野球のアンダーウエアのシルエットは、太くルーズなものでした。2003年になると、コンプレッションウエアが登場して、今では学生の間で主流となっていまして、ミズノでのベースボール・アンダーウエアの販売数の1/3程をバイオギアが占めています。今回は、リニューアルしたバイオギアについて話させていただきます。  

元々は、身体を締め付けてパフォーマンスをアップしようということでコンプレッションウエアが登場しましたが、近年の流れとしては、ルーズとコンプレッションの中間に位置するミドルフィットと呼ばれるもので、コンプレッションほどではないけれど身体のラインに沿っているアンダーシャツが流行ってきています。  

身体を締め付けると身体には負荷がかかります。野球をやっている方は筋肉質でありながら適度な脂肪も付いています長時間締め付けると身体に負荷がかかることもあるのでミドルフィットへと変わってきたと考えています。  

コンプレッションウエアの人気に関しては、落ち着きを見せていますが、高校生を中心にまだまだ人気があります。甲子園に出場している大多数の選手達がコンプレッションを着用していますので、まだまだ軸となる商品です。

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――新製品の特長を教えていただけますか。  

松井:最近では、身体に負荷をかけないストレッチ性と動き易さが求められているので、従来品と比べ横伸びを約20%アップさせることで、選手の身体へのストレスを軽減してパフォーマンスアップに繋げられるものが完成したと思っています。

今までの商品は縦にはよく伸びていたので、脱ぎ難いということもありました。縦横のバランスがとれたことで、野球の動きに対して負担を感じにくくなっています。
 

――選手から要望があったのですか。  

松井:そうですね。選手から何回もヒアリングをすると、締め付けの少なく動きやすいものが良いという声が多く集まりましたので、それをもとに野球をしている様々な動きを観察し、研究をしました。  

――バイオギアは、野球独自の商品となりますか。  

松井:バイオギアは、野球に限らずオールスポーツで対応いただけるものですが、野球は、投げる、打つ、走る、捻るなど様々な方向への様々な動きがあるスポーツだと思っています。

そして、試合時間と練習時間が他のスポーツよりも長いこともあり、従来の快適なフィット感を残しながら、汗を表面上にすぐに吸い上げてくれる編地を採用しました。選手は、試合や練習で2、3回は着替え、プレー中はもちろん止まっている時に感じる汗によるべたつきを改善できるように取り組みました。


――何色展開していますか。
 

松井:現在、11色あります。どのチームのカラーにでも対応できるようにしています。

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――アンダーウエアをユニフォームと同色とする必要があるのでしょうか。  

松井:野球の場合ですと、チームのカラーが優先されていますね。例えば、広島カープでしたら赤となっています。

学生野球の練習時ですと、黒と紺を使用するチームが多いことから圧倒的に黒と紺が売れています。

――バイオギアには、何パターンありますか。

松井:形状は、長袖、半袖、七分袖、ノースリーブがありますが、冬の試合でも七分袖を着る選手もいます。野球は、サッカーと比べて自由度が少なく、こだわれるポイントが少ないです。見えない所や袖丈であったり、ネック形状という細かい所が選択のポイントになってきます。

これまでは、ハイネックが主流でしたが、最近の傾向として季節に限らずローネックが流行ってきました。ユニフォームの衿から微妙に見えるか見えないかという高さがポイントとなっています。そのため、新製品では、首回りを数cm広く設計しました。
 

――今回、苦労された点はありますか。  

松井:着ていただければ分かるのですが、微妙なストレッチ感とパターンを作り上げるのにかなり苦労しました。本当に微妙な所ではあるのですが、進化をしなければなりませんからね。

――最後に、今後の展望を教えていただけますか。  

松井バイオギアは、身体にフィットさせて無駄な動きやロスを生まずにパワーを引き出すためのアンダーウエアとなります。  

現在、様々なタイプのアンダーウエアをご用意させていただいています。グラブやスパイクほど、こだわれる方は少ないと思いますが、バイオギアを着ることでパフォーマンスアップに繋がると信じて企画しましたので、ぜひ試しに着ていただきたいです。  (了)

ミズノ・バイオギア

http://www.mizuno.jp/biogear/
   


取材協力/ミズノ株式会社
写真提供/ミズノ株式会社
取材写真/佐久間秀実