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“インターハイ優勝”の流通経済大柏選手がスパイクへのこだわりを語りつくす! Vol.4MF菊地泰智、GK薄井覇斗、MF熊澤和希 編

高校サッカー強豪校の選手は、どんなスパイクを、どんな理由で履いているのか? スパイク選びの参考になる、キングギアならではの連続インタビュー。好評企画の三回目は、今年のインターハイで優勝に輝いた、流通経済大柏の登場です。

Icon img 6776 安藤隆人 | 2017/11/21
◎菊地泰智(MF、3年、ナイキ・ハイパーヴェノム)

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1年時から出場機会をつかみ、チームのナンバー10を背負う技巧派アタッカー。小柄だが、シュート技術に優れ、ミドルシュートの精度とパワーはトップレベル。

細かいボールタッチからのドリブル突破と、ボールキープからの鋭いサイドチェンジも魅力で、チャンスメークとリズムメーク、フィニッシュまで幅広くこなす今年のキーマン。

「どんなときも守備と攻撃を怠らない。もっと攻守に関われる選手になりたいし、バイタルエリアで相手の予想を上回るプレーをして、相手にとって怖い選手になりたい」と、より決定的な仕事をこなす選手になるべく、更なる成長を誓う。
 
◎スパイクインタビュー

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中3の時からハイパーヴェノムを履いていて、そこから2度ヴァージョンチェンジをしているのですが、ずっとこのシリーズを履いています。

僕はどのスパイクも最初はすぐに足が痛くなってしまうんです。横とかかとが特に。どこかしらが必ず痛くなって、2個前のヴェノムも痛みがあって、1個前も痛みがあったので、履き慣らすためにスパイクを履いたままお風呂に入ったりしていました。
 
―スパイクを履いてお風呂の入る!?

そうなんです。一緒に湯船につかって、手で揉みながら慣らして、乾かして、自主トレで使って、また一緒に風呂に入って…。

これを2回くらい繰り返すと、慣れてくるんです。痛みが減って行きますね。でも、最新モデルになってからは最初から痛くなくて、もう一緒に風呂に入る必要が無くなりました(笑)。
 
―これまでのヴェノムと最新のモデルは何が違うのですか?
(※動画参照)


足を入れる口が凄く広がるんです。フライニットになって、つばの部分がこれだけ広がるので、そのまま足がすんなり入るんです。

今までのはフライニットではなく、堅い素材で足を入れるのに苦労するくらいだったし、入ってからもキツさが残ってしまったので、お風呂に入ってふやかさないと痛みが取れなかったんです。それはそのまま入るので、凄く気に入っています。
 
―そこまで気になるようだと、ハイカット素材は履けないのでは無いですか?

はい、履けません。プレースタイルもあると思うのですが、ハイカットだと足首の部分が動かせなくて、ドリブルとかに影響してくると思うんです。足首は解放したいと言うか、締まるのが嫌なんです。
 
―ようやく巡り会ったスパイクなんですね。

ついに出会えましたね。本当にようやくですよ。今年に入って、ようやく求めていた物が出て来て、本当に感動しました。履いた最初から痛くないのは、本当にめちゃくちゃ驚いたし、嬉しかったです。

だからこそ、より感覚は大事にしていて、アップするときにボールの感触は念入りに確かめます。

インターハイ、プリンスリーグ、選手権とボールが変わるので、ボールとのフィット感はきちんと確かめる作業は怠りません。逆に言えば、それさえ掴めれば、違和感も無くスムーズにプレー出来るので。
 
◎薄井覇斗(3年、GK、ナイキ・マジスタ、キーパーグローブ・ナイキ・ヴェイパーグリップ)

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安定感抜群の今年の守護神。安定したキャッチングと正確かつ強烈なキックが武器で、広範囲を守ることが出来る。

特にクロスへの応対に絶対の自信を持ち、ゴール前での制空権を握る。1対1のシュートストップも得意で、インターハイでは何度もピンチを救った。

「ビルドアップの面でまだまだ課題があるので、苦しい時間帯でも後ろからしっかりと組み立てられるように磨きをかけていきたい」とプレーの幅を広げようとしている。
 
◎スパイクインタビュー

僕はギリギリまでぴったりとフィットしているスパイクが好きで、マジスタはちょっと細めで、形が僕の足に合っています。
 
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―GKとしてスパイクの果たす役割はどう捉えていますか?

横の動きをしっかりとサポートしてくれる存在です。横の動きをするときにスパイクの中ですべりが起きないことが重要で、あとはキックのミートのしやすさを僕は求めています。
 
―中ズレをしないということですね。

それもありますし、ポイントの長さも重要です。しっかりと芝に引っかからないと、重心が上手く動かせなくなるので。僕はキックの際に強く踏み込んでしまう癖があるので、刺さりが甘いとズレてしまいますから、スタッドが長いのがいいですね。

マジスタの最新モデルではなく、その1つ前のモデルが一番理想のポイントですね。最新モデルはちょっと刺さりが弱い気がします。1つ前のものが、引っかかりが凄く良いですね。
 
―出来れば丸ポイントがいいですよね?

はい、普通の丸ポイントが好きです。
 
―ナイキのマジスタ以外に履いてみたのですか?

いろいろ履きました。プーマのエヴォスピードはちょっと形が僕の足と合わなくて、アディダスのエックスは日もがちょっと緩みやすくて、試合中に緩んで大きくなってしまって中ズレしてしまうことが何度かあったのでやめました。

マジスタはスパイクの紐が固くて、僕的には縛りやすくて、ギリギリまでキツめに縛れるのがいいですね。
 
―キーパーグローブについては?

このナイキのヴェイパーは指が動かしやすくて、かつ軽いんです。自分の思ったように指が動く感覚が良いです。
 
―ラバーはかなり分厚いですよね。

はい、分厚い方がキャッチのときに安定する感覚があるんです。あと、弾くときに気持ち的にですが後ろにこぼれない印象があります。
 
―軽さを重要視していますが、その理由はありますか?

僕のプレースタイルとして、クロスに対して積極的に前に出て行くのがあるのですが、重いと思ったように手が出にくい感覚があるんです。スッと手が出るためには軽さが必要。このヴェイパーは軽くて、かつ指にもフィットをしていて動かしやすい。今の僕に一番合っています。

アディダスやプーマ、ロイッシュなどいろんなキーパーグローブを試したのですが、その中でロイッシュの感覚も良かったのですが、ちょっと全体的に分厚くてゴツめの生地だったのでちょっと違いましたね。
 
◎熊澤和希(2年、MF)

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FW、トップ下、ボランチと中央のポジションならどこでもこなすことが出来るマルチロールは、正確な足下の技術とシュートセンスが魅力のアタッカーだ。

1年時から出場機会をつかみ、来年はプロ入りも期待される彼は、インターハイ決勝では途中出場から値千金の決勝弾を叩き込んだ。

「ボールをもらったらシュートまで持っていけるプレーをもっと出したい。結果を出せないとすぐに代えられると思うので、よりシュートにこだわりを持ってやっていきたい」と語ったように、厳しい生存競争に生き残るために、ゴール前へのアプローチの多彩さ、そしてシュートの正確性に更なる磨きを掛けている。
 
◎スパイクインタビュー
(※動画参照)