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安西幸輝がポルトガルに渡った理由を語る vol.3「W杯は小さい頃からの夢だし絶対に出たい」

2019年7月からポルトガル1部のポルティモネンセSCでプレーをする日本代表の安西幸輝選手(24歳)。育成年代を東京ヴェルディで過ごし、プロサッカー選手として東京ヴェルディ、鹿島アントラーズでプレーし、2019年3月から日本代表にも選出されている。最終話となる今回、W杯出場への熱い想いを語っていただいた。

Icon aff20898 d2d2 431d 8b05 0f3c5e5ae91b 佐久間秀実 | 2020/02/14
安西幸輝がポルトガルに渡った理由を語るvol.1

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ーープロ選手となってから確実にステップアップしています。日本代表や海外移籍を、いつ頃から意識していましたか?
安西:プロが決まった頃は、J1、海外、代表でプレーするなんて考えていなかったですからね。「まずは試合に出れればいいや」と思っていたんですけど、人って欲が出るじゃないですか(笑)。

ヴェルディ1年目の開幕戦でスタメン出場を果たし、シーズン42試合中41試合に出ることができたので、「もしかしたらJ1や海外に行けるかも」と思い、オフ期間を利用してウエストハム(イングランド)に短期留学をしてみました。」
 

ーーウエストハムで何を得ましたか?

安西:アンディ・キャロル(ニューキャッスル)、アレクサンドル・ソング(シオン)、マークノーブル(ウエストハム)たちと一緒にプレーをして、フィジカル面で大人と子供のような差があると感じたので、日本に戻ってから筋トレをやるようになりましたよね。

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ーー現在ライバルと感じる選手はいますか?

安西:鹿島で仲が良かった鈴木優磨(シント=トロイデンVV)ですね(笑)。優磨と、「一緒にステップアップしていこう」という話をしています。俺も優磨も心の底から「さらにレベルの高いチームでプレーできる」と思っているので、いずれ同じチームでプレーをしたり、対戦相手としてマッチアップできたら最高ですよね。それまでは頑張らなければならないと思います。

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ーースパイクへのこだわりはありますか?
安西:ミズノが好きでして、軽くて動きやすいレビュラを履いていますね。 

ーー試合前に緊張しますか?
安西:最近、緊張をしないんですよね。昔はしていましたが、色々経験をしたことによって、あまりしなくなりましたね。プロ1年目は毎試合のように緊張していたし、代表の時も始めは緊張しましたが、今では落ち着いてプレーできるようになりましたよね。代表はすごく刺激的です(笑)。  

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ーー日本代表への想いを教えてください。

安西:代表に昨年の3月に初めて入り、海外組の人たちのクオリティの高さにすごくビックリしましたよね。同じ日本人でもこれだけスピード感が違うのかと。ボリビアとコロンビアと試合をしたんですけど、彼らもすごかったですよね。そう意味で、「海外に行かないと代表でスタメンで出れない」と思ったので、ポルティモネンセでプレーをする決断をしました。必ずスタメンを取りたいですし、そのためには勉強をしなければならないことが沢山あると思っています。

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ーーW杯を見据えてということですよね?

安西:そうなります。W杯は小さい頃からの夢だし絶対に出たいので、そのために海外移籍をしたので、それを目標に今やっています。  (了)  

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試合写真/ポルティモネンセSC

取材写真/佐久間秀実